農作業のない冬場のお仕事を書きます。
原則的に外での作業はなく、家のなかコタツに入っての仕事です。
(その一 )
11月に収穫した大豆を出荷するために選別という作業をします。
まず収穫した大豆を軒下で十日間程乾燥させます。乾燥後足ふみ脱穀機で脱粒しサヤから中の大豆を取り出します。
この取り出した大豆ですが、大きな塵はトーミで除きますが小さなものは手作業で一粒一粒ゴミを除きながらより分けます。
本当に手間の掛かる作業でお金に換算したらやってられません。 でもこの大豆は大豆トラストの会員さんが待っていてくださるので愚痴などいえません。
無農薬の大豆は甘みがあり慣行農法で作ったものとはハッキリした違いが解ります。
会員の方たちは煮たり味噌を造ったりして楽しんでいます。
品種ですが大粒の「福鉄砲」を栽培しています。 これは地元で昔から代々作られているもので、当然遺伝子組み換えをしていません。
煮ても味噌にしてもとても美味しいと評判が高く、トラストのお客さんも年々増えてきています。
(その二)
大豆と同じ作業ですが黒米の選別です。
同じような作業ですが粒が小さいだけ余計手間がかかり、目もとても疲れます。
黒米にはアントシアニンという成分が入っていて、特に目に良いそうですがそれを作っている人は目を悪くしちゃいますが・・・・・
品種名は人からむらった籾なので解りませんが、短粒のもち米です。
(その三)
これは作業じゃありませんが、今年の作付け計画を立てます。
この時が百姓として一番幸せな至福の時間です。
いうなれば、旅行に行く場合一番楽しいときは、旅行の計画を立てているときだとよく言われますが、それとよく似てると思います。
また「来年百姓」という言葉があるように、来年は来年はというのが百姓だそうです。
年に原則一回しか作るチャンスがないわけですから。
大まかに言えば今年は、トマト1800本・大豆2反・米(黒米含)5反・雑穀1反・トウモロコシ5畝ぐらいです。
あとは自給程度のものを15種類ほど作ります。