2009年2月24日火曜日

宇根豊さん講演会

宇根豊さんの講演会に行ってきました。
数年前「田の虫図鑑」を読んだことがあったんですが、その時はいまいち
よく理解できなかった記憶があります。
今回の講演で宇根さんがどのような主張・意見を持っている人かがよく解りました。
宇根さんの主張を簡単に言えば、本来の百姓の仕事は、田んぼで米を作りその米を売って10万円売上げた,100万円売れたというだけではまだ50%しか評価されていない。
あとの50%は水田で蛙やその他の生き物を育て、水田の保水力で水害を防いできた。そういう環境保護の役割を担ってきている。
だから百姓では生活できないという今の現状からすると、いままで無視されてきた環境保護の役割の50%分を貨幣価値として評価しなければならない。
その分としての補助金は百姓が受け取れる当然の権利であるとの意見です。

百姓の立場からして補助金というのは情けないというか、アイデンティテーを損なわれるような気もしないではないですが、宇根さんのような主張は本音でいえばとてもありがたいというか,
助かるな~という感じです。
ヨーロッパでは結構このような補助金があるそうです。