2009年3月30日月曜日

稲葉光國さんの講演会

稲葉光國さんの講演会を聞きに言ってきました。
民間稲作研究会の代表をしており、稲作についてはとても有名な人です。
多様な水田生物を活かした抑草法と安定多収のポイントを話されました。
簡単にまとめると

①田植え30日前からの潅水と深水
②成苗の移植
③米ぬか中心の発酵肥料(ボカシ肥)の投入

となります。

特に①は勉強になりました。
田植え30日前に潅水すると、除草に必要な生物が活性化され、コナギなどの草が発芽します。
この発芽した草を田植え直前の代かきで地面の下に入れ込んでしまえば、抑制効果が上がると
いうことです。
田植えのあと直ぐに、米ぬか等をまけば、ほぼ完璧に草を抑えられるという訳です。

今年はぜひこれを参考にして、草を抑えてみたいと思います。

2009年3月29日日曜日

パン屋さん「くうねる」でジャズピアノコンサートを開きました。
ピアニストは以前東京でプロジャズピアニストとして活躍していた人です。
いまは地元に帰りペンションを経営しています。

飛び入りで押尾コータロー大好き人間のマー君がギターを演奏してくれました。
またしても観客の方の飛び入りで「憧れのハワイ航路」をどうしても歌いたいとの要望
があったので、無理をいって演歌の伴奏をしていただきました。

身近で生の演奏を聴くのは、その振動が直接胸に響き、とても感動させられます。
本当に音楽っていうのは素晴らしいですネ!!

とくにピアノは楽器の王様と言われるだけあって、いろんな表情が出せてとてもおもしろく
ピアノだけでも十分楽しめる楽器だと思います。

ただし、私が思うに楽器の王様は人の声が一番人に感動を与える楽器だと思います。

今日はとても素晴らしい日をすごさせていただき感謝いたします。

2009年3月23日月曜日

今日第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)はドジャースタジアムで準決勝の第2試合を行い、2次ラウンド1組1位の日本が、2組2位の米国を9―4で破り、2大会連続で決勝進出を決めた。
いやーほんとに、こんなに楽勝大差がつくとはとても予想できなかった結果で、ビックリやら
感動やらで日本の選手に感謝します。
本当に今日の選手をみると、とても頼もしくみえました。

明日の決勝戦韓国との試合が今から楽しみで、待ちきれない感じです。
明日はかなり厳しい戦いになることが予想されますが、僅差でなんとかWBC日本が2連覇
してくれることを願っています。

楽天の野村監督は韓国優勝との予想を話してました。
私は野村監督を尊敬していますが、予想が外れることを期待しています。
ノムさんの予想は「ノムトラダムスの大予言」と言うそうですが、ノストラダムスも外れましたからね!!
日本はピッチャーがいいから、簡単には点を与えないはずだし、まあ1ー0でこの試合
頂いちゃいましょう。

2009年3月22日日曜日

大豆畑トラスト春の交流会

今日「大豆畑トラスト」春の交流会が白川町黒川の藤井さん宅で行われました。
当初は藤井ファームの安心豚のバーべキューの予定が、生憎の雨、それも強風を伴う雨となり
急遽、藤井さん宅でしゃぶしゃぶに変更になりました。

しゃぶしゃぶでよかった!!
会員の方が19名、生産者&耕す会で11名の合計30名が集まりました。

大豆の国内自給率を上げるためと、非遺伝子組み換え大豆を維持していくための集まりです。
消費者は生産者がどのような人かまたどのような想いをもって作っているのかを知るために。
生産者は消費者が何をに望んでいるのかを教えていただく場所となりました。

それぞれが自己紹介をし、早速しゃぶしゃぶへ。
安心豚は匂いがなくとても美味しかったです。

あとはそれぞれ話し合いながら交流を深めました。

2009年3月21日土曜日

ボカシ肥作り

今日ボカシを仕込みました。
ボカシとは話をぼかす、色をぼかす、と同じ様な意味合いです。
有機肥料を微生物によって発酵させて原形からぼかすところから、ボカシ肥料と呼ばれています。
また肥効がゆっくり効くのでぼやけたようだ、ぼかしたようだと言うことで、ボカシという説もあります。

材料は、米ぬか・籾殻・くん炭・菜種油粕・鶏糞・落葉・腐葉土を混ぜ合わせ
種菌には前に作ったボカシを使います。
水分量は手で握ると固まり、つつくとほぐれるくらいの50%位でいいです。
よく、まぜ合わせたら、ビニールやむしろ・毛布などを上にかぶせます。
そうすると1~2日で熱が出てきます。
その後、1週間~10日は毎日切り返しをします。
切り返さないと、下のほうが湿って、べたべたしてしまいます。
この時粗いものなどの固まりは、手でもみほぐして細かくなるようにします。
熱が下がってきたら、2日に1回、3日に1回の切り替えしをし、紙袋に入れても水が染み出さないほど
さらさらになったら出来上がりです。
袋に入れて貯蔵します。
このボカシは堆肥を作るより簡単に出来るので助かります。
元肥としても使え、また、根のはるところや株の周辺にいれてもよく、即効性もあります。

ボカシを入れることにより、田んぼの微生物層の多様化につながることを期待して利用しています。
味もよくなり、日持ちの良い作物が作れます。

私は、ボカシを作っているときが一番幸せです。
僕あしあわせだな・・・・(ボカシあわせだな)

2009年3月16日月曜日

トマトハウスのビニールを張りました

今日はトマトの育苗ハウスのビニールをかけました。
トマトの苗が4月の初旬に入るのでそろそろその為の準備に入ります。
ビニール張りは、ハウスの長さが33mあるので、風が強いとビニールがあおられ
張れなくなるので、早朝にします。
今日は日の出が6時頃だったので、その時間に合わせて妻と一緒に行いました。
風もほとんどなく、テント張りには最高の天気でした。
あと5つハウスがあるので、結構大変な仕事です。

畑仕事もじゃがいもを植えたり、ナス・ピーマン・ほうれん草・こまつななどの種まきも始まり、
そろそろ本番モードに入ってきました。

2009年3月14日土曜日

冬を幾つ数えたか

雑木林にカンラダカ(ホオジロ科)が群れています。
春早く北に帰る前には。大群を作るそうです。
そろそろ北(ユーラシア大陸)に帰る準備をしているのでしょうか。
暖かい日があるかと思えば、春は名のみの寒い日があったりと、服装にも
気を使います。
アメリカインディアン(ネイティブ・アメリカン)は、何歳になったか?ということを
「冬を幾つ数えたか?」と表現するとか・・・・・・
冬をまたひとつ数えるために春と夏と秋がめぐる。
樹が冬にその年輪をひとつふやすように。

農作業は下を向く仕事がほとんどなので、たまには上を向かなくては。
仕事を終え、北風の中に身をおき、立ちションをしながら南の空を見上げると、
おなじみの冬の王者オリオン座が目の前に現れます。
さらにそこから頭を真上に持っていくと星が数個固まってボヤッと明るく昴がみえます。

オシッコも忘れて見入ること暫し。
星を見ていると、何か懐かしい故郷を見ているようで、また何か思い出しそうで思い出せない、
そんな不思議な感覚が湧き上がってきます。

有機栽培の世界では、白菜が立派に作れれば一人前、と言う話をどこかで聞きつけたので、
この冬は、最重点野菜に白菜を位置付け、草木灰はかける、虫取りは週2~3回するは、
明けても暮れても白菜白菜。
ほうれん草や大根には見向きもせず、放っておいてもちゃんと育つとばかり、あまり
手を掛けず仕舞い。
白菜は元気に育ってくれ、大根もなんとか出来ました。
よかったなと大根を一本一本力を入れて引き抜いていると、なんだかこみ上げてくるものが
あるんです。
見向きもされず、手も掛けることもなかった大根がこんなに丈夫に育ってくれた。
「すまなかったネ。ありがとう」
心の中で叫びました。
大根を右手に高くかかげると、大根が言いました。
「はやくおろして」
わかるかな。。。。ワカンナイダロウナ・・・・・・・・

   大根の  続く抜き跡  人の道    (農天)

2009年3月13日金曜日

バナナと日本人

「バナナと日本人」という本を読みました。
その本には、フィリピンでバナナを作る人々の貧しさのついて書かれていました。
日本のスーパーで安い値段で売られているのは、フィリピンの人々の最低賃金を下回る
安い賃金のおかげということでした。そしてフィリピンの生産者は自分たちが作ったバナナは食べないそうです。
毎日防護マスクも無い状態で農薬を散布している彼らにとっては、もうこれ以上農薬はいやだ
と言うことらしいです。
まあ消費者が見た目で野菜を選んで買っている限り、農薬を使わざるを得なく結局、
消費者だけでなく作っている農家のひとびとが一番危険にさらされているということなのです。

友人がタイに言ったときの話を以前聞いたんですが、タイで野菜を売っているおばあさんの所に
客が野菜全部定価で買いたいといっても、そのおばあさんは売ってくれなかったそうです。
友人が「どうして売らないの」と聞いたら。おばあさんは「野菜を一度に売ってしまうと、いろんな人と
楽しみながら、話をしながら売ることが出来なくなってしまう」と答えたそうです。
そうなんですおばあちゃんはもちろんお金を稼ぐために野菜を売っているわけですが、
それと同時いやそれ以上に、いろんな人と触れ合いながら話をしながら野菜を売るのを
とても楽しみにしていたわけです。

その友達がいうには、「経済至上主義だけではなく、人とのふれあい、コミュニケーションを
大切にする世界があるということなんだよネ」とのことでした。
私ならどうするっかって・・・・・・・・
「ああよかった! 全部売れたしこれから遊びにいこっと」
ってなるかも・・・・・・・(笑)

映画「タイマグラばあちゃん」

「タイマグラばあちゃん」という映画をやっと観ることが出来ました。
岩手県早池峰山の麓、平成になるまで電気もひかれていなかった「タイマグラ」と呼ばれる開拓地で半世紀を暮らしたおばあちゃんを主人公にしたドキュメンタリーです。
水道も電気もなくまわりから見れば不便なだけの山奥なのに、婆ちゃんはいつも満ち足りた笑顔をたやさず「極楽だあ・・」と笑いながらお茶を飲んでいます。
春種を蒔き、秋収穫に感謝し冬に味噌・豆腐を造るという婆ちゃんの四季のいとなみは毎年かわることなく、現在の便利な「モノ」はなくても、その変わらない暮らしの中に、身体を動かし働く喜び・自然に抱かれる喜び・季節を感じる喜びなど、懐かしく大切なものがあるような気がします。
昔の生活にただ戻ることではなく、私にとって、今の暮らしの中で失わずに大切にしなければならないものとは何かを考えさせられる映画でした

2009年3月10日火曜日

仲間が集まりました!

友達の家に仲間が集まりました。
メンバーは多治見で木工の工房を開いている吉岡さん。
この人は工房でお客さんの作りたいものを自由につくれる所で
いすとかお孫さんのための木のおもちゃなどをアドバイスしながら
作っているそうです。
ちなみに料金は工房使用料1日1500円だそうです。
あとは材料代実費とのことです。
次は、恵那で気功をやっているHさん。この人は気功教室をやっていて
1回1000円です。
あと頼まれて個別に行うのは無料だそうです。
このようなことにお金を頂くのは道に反するそうで、一般によくある
大金高額を要求する人は、後で報いがくるそうです。
まあ言うならろくな死に方はしないそうです。
あとは瑞浪にいるTさん女性です。
久しぶりに会ったんですが以前は肥えていたのにスマートになっていたので
びっくりしました。
どうしたのと聞いたら、今仕事が油揚げを作る会社にいて、毎日50度の部屋で作業をしているため
23キロも痩せたとのことです。
誰か痩せたい人はお勧めします。
お金が貰えて痩せられるという一石二鳥如何ですか?
料理は猪なべをしました。
くさみは味噌などを入れて消しとてもおいしかったです。
体もあたたまりビールに最高!!
いいものを食べさせていただきました。
ただ散弾銃の玉が入っていたのにはびっくりしました。
たわいも無い話をし美味しいものを頂き最高の一日でした。
皆さんどうもありがとうがざいました。

2009年3月8日日曜日

踏込み温床

そろそろ春・夏の野菜の種を蒔く時期になったので、今日踏込み温床を作りました。
この踏込み温床とは枠をワラか板で作りその中に、落葉・鶏糞・ワラ・米ぬか・おから・草そして水をサンドイッチの様に2~3層入れ足で踏み固めます。
そこから踏込み温床と言う名前がついた訳です。 
今の時期種まきにはまだ寒いので、種を育苗箱にまいた後は暖かく保つ必要があります。 
そこでこの温床を利用するわけです。   温床の材料を踏込むと発酵し、温度が上がります。
そこで育苗箱を上に置くと保温されると言うことです。 
踏込むと始めは50度くらいまで上がりますが、1週間後ぐらいで30度まで下がります。 
この温度が約2ヶ月続きます。 
機械的な電熱線よりもこの方法は有機的で丈夫な苗に育ってくれます。 
温床が良い苗作りに不可欠なのは、この温床の発酵した材料が翌年の苗床の土になるからです。   この土は、微生物がバランスよく住む最高の苗床になります。 
昔から利用されていた温床のすごさにつくずく関心させられます。 
またいずれ書きたいと思いますが、この温床の熱はニワトリのヒナを育てるときにも利用します。   さて今回作った温床、発酵してうまく温度が出るかどうか、2日ほどで結果が出ます
のでまた報告致します。

2009年3月7日土曜日

ぼかし作り

ボカシ肥料を作りました。
ボカシとは主に追肥用に使いますが、ボワーッとゆっくり肥効が現れるのでぼかしたようだというのでボカシと言われるようになったそうです。
作り方ですが、材料は 米ぬか・籾殻・オカラ・落葉(腐葉土)・くん炭・鶏糞 を使いました。
材料は各々が集めやすい物で良いと思います。
まず米ぬか以外の材料を混ぜ、最後に米ぬかを入れます。これは最初から入れると米ぬかが固まってしまい玉になってしまうからです。
水はオカラの水分がちょうどよく、入れなくても問題ありません。
全部を混ぜ合わせたら、上にビニールなどを被せ保温します。夏場は必要ありません。
気温にもよりますが、2~3日で発酵して温度が出てきます。 そうしたら、10日間ほどは毎日切り返しをします。
下の材料を上に出すようにして切り返します。これは切り返さないと下が湿って、べたべたになってしまうからです。
この時荒く塊があるときは、手でもみほぐして、細かくなるようにします。
熱が下がってきたら、2日に1回、3日に1回の切り返しをします。   そしてよく乾いたら紙の袋入れて貯蔵します。 
このボカシは美味しい野菜を作るのには欠かせないものなので、是非作ることをお勧めします。

2009年3月6日金曜日

飲み会 炭焼き小屋にて

今日は友達の加藤さんの炭焼き小屋で久しぶりに仲間が集まり飲み会をしました。
メンバーは私たち夫婦と定年後百姓や炭焼きを楽しんでいる加藤さんと去年名古屋から脱サラして百姓(自然農)を始めた高木さん(48歳)、8年前横須賀から家族で引っ越してきた黒澤さん。
この奥さん(50歳)は占いやヒーリングを商売にしています。それに竹細工職人の堀さん。
この人は作っても作品が売れなくもう竹細工やめると言っていたんですが、先日有名な雑誌で紹介   されてから注文が殺到しているそうで、今日も行けないと言っていたんですがなんとか参加してくれました。
あとは西山君という若い人で親の仕事を引き継ぎ陶芸をしています。
みんなが最近の近況を話したり自分の夢を語ったりいろいろな話題で盛り上がりました。
小屋の壁をみると紙に何か字が書いてあったので、加藤さんこれ何?と聞くと
 「これは友達が老健を経営していて、そこに貼ってあったものでとてもいい文章だったからコピーして持ってきた」
と言うのでよく読んでみるとこう書いてありました。
   
     「あたりまえ」
 あたりまえ   こんなすばらしいことを  みんなはなぜ よろこばないのでしょう 
お父さんがいる お母さんがいる   手が二本あって 足が二本ある 
 行きたいところへ  自分で歩いてゆける   手をのばせば なんでもとれる 
 音がきこえて 声がでる   こんなしあわせは あるのでしょうか
 しかし だれもそれをよろこばない   あたりまえだと 笑ってすます 
 食事がたべられる  夜になるとちゃんと眠れ   そしてまた朝が来る
 空気を胸いっぱいにすえる   笑える 泣ける 叫ぶこともできる 
 走りまわれる みんなあたりまえのこと   こんなにすばらしいことを  みんなは決してよろこばない                              このありがたさを知っているのは  それを失くした人たちだけ   なぜでしょう 
 あたりまえ
 
みんなはこれを読んで妙に納得してしまいました。 なにげない毎日の日常こそが、あたりまえに平凡に過ぎていく生活こそが本当にしあわせなことなんだなあとつくずく考えさせられる文章でした。
 また集まろうねと言う言葉を後におひらきとなりました。

2009年3月5日木曜日

落葉拾い

この時期のスポットとして定番の落葉集めを今日行いました。
すぐ近くにある別荘地の山が落葉拾いには最適で、道も舗装されていてとても便利です。
軽トラックにいっぱい積んでくるんですが、今日は5回運びました。
落葉は薫炭と同じようにトマトのほ場を中心に5センチ程の厚さに撒いてます。
この有機物(落葉)が有ると無いとでは、トマトの出来特に夏以降秋にかけての出来が全然違ってきます。 
昔から農家は萱や葦などを畑に入れていましたが、やはり有機物をほ場に入れることは大切なことだと思います。
残った落葉は積んでおき2~3年置いてから、培養土の材料として土と混ぜて使っています。
このころになると落葉もボロボロになり、葉っぱの形は無くなってしまいます。
またまもなく作る予定ですが、踏み込み温床の材料としても利用します。   

2009年3月4日水曜日

ミカンで害虫予防

以前農業雑誌でミカンの皮で害虫除けが出来るという記事を思い出し、今の時期ミカンをはじめかんきつ類がたくさんあり、家内が柑橘好きでしょっちゅう食べているのでその皮を利用しようと思い立ちました。   
作り方ですが、皮を細かく刻みストーブの前とか太陽の光にあて良く乾燥させます。 
乾燥させた皮をそのままかミキサーにかけ細かくパウダー状にして作物の周りや作物の上にふりかければいいそうです。
本当簡単に出来るのにで、家内にもっと食べてとお願いしています。
記事によると柑橘類に含まれるテルペン類(香り成分)を虫が嫌うため、虫除けに効果があるそうです。
みかんの皮を乾燥させて火をつけると、蚊取り線香にもなるらしく意外と優れものかもしれません。    うちでは無農薬で栽培してるので、酢とかにんにくや唐辛子の竹酢液ずけなどを今まで使っています。         農薬ほど効果はありませんが、人間にも作物にも安心して使えるので、少々の虫食いは諦める事にしています。

2009年3月3日火曜日

くん炭作り

今日は籾殻を焼いて「くん炭」を作りました。
作り方はホームセンターで売っている「燻炭器」を使用します。
これは形が円錐形で上に煙突が付いたもので、確か1500円程で買えると思います。
種火として木切れを燃やしその上に円錐を乗せ煙突を取り付けます。
この燻炭器に籾殻を全部隠れるまでかぶせます。 すぐに籾殻に火が付き黒くなってきますので、全体が黒く炭になるまで約5時間経つと完成です。
出来上がったら炭の中から燻炭器を取り出します。 まだ燻炭は熱く火災の危険があるので、バケツで水をかけ一晩そのまま置いときます。  翌日完全に火が消え安全を確かめてから袋に詰めて保管します。
これも気をつけないと、袋から火が出て納屋や倉庫を燃やしてしまった農家がよくあるとよく聞きますので注意が必要です。 一冬で80袋ほど作ります。
私は燻炭器2台で作りますが、一回で5袋できます。
以前は炭を農協から買って畑に撒いてましたが、値段も高いしヤッパリ今の厳しい時代自分で出来ることは自分でしなければと、最近は燻炭に限らず作るようにしています。
この燻炭はトマトのほ場中心に撒いてますが、微生物の棲家に最適で土つくりには欠かせません。    籾殻もタダで頂けるのでとても助かってます。

2009年3月2日月曜日

確定申告

確定申告の時期が来たので申告の準備を始めました。
昨年までは申告期限ギリギリになってお尻に火が付いてから始めてたので・・・・・
特に今年から青色申告に変えたので今までのようにいい加減ではいけないし、なんといっても複式簿記ですから。

税務署とか警察署・・・『署』の付くところはなんとなく苦手です。別に悪いことをしているわけじゃないけどなんとなく雰囲気が嫌いです。
職員の態度や雰囲気がなんとなく高圧的に思える。    でも昔アンケート調査で公務員で応対が一番感じよく親切なところはという問いに確か税務署が一番だったような記憶があります。 
青色申告は白色申告などと比べてかなりの手間はかかるけど、65万円の特別控除と 奥さんなどの労働を専従者給与として経費参入できるのが魅力です。
それに、こと細かく帳簿類をつけるので経営の中身がはっきり知ることができる。
複式簿記で帳簿をつけていくことにして申請したが、簿記自体はかじった程度です。
農家の場合、奥さんがしていることが多いようですが、我が家は自分がやることにしました。
さっきも言ったように経営の中身が見える。
元会社で経理をしていた奥さんに任せたほうが早いような気もするけど、経営者として未熟なので経営分析したりする意味でも自分でやった方がいいような気がします。

営農計画や事業計画などは出来上がった物を見るだけじゃ解りづらいし、出来上がった数字よりもどうしてそうなるかのプロセスが大事だと思います。
実際に資材を購入したり出荷したりする判断をするのは自分だしその都度、自分で帳簿をつけることで経営の状況を常に把握して、営農に生かしていきたいです。

2009年3月1日日曜日

トマトハウスのビニールを張りました

天気の悪い日が続いていますが、ついに3月になってしまいました。
1月2月と割合ゆっくりとしていられたんですが、3月となるともうそうはいかなくなってきました。
4月初めにトマトの苗が入るので、苗床の準備をしなくてはいけません。 
まずは、ハウスのビニールを張りました。   それから、苗は5センチ位の小さいのが入るので、それを30センチ位まで育苗しなければならないので、鉢植えのポットの消毒をしました。  
1800本導入するので結構大変です。   定植までの1ヶ月は保温のための温度管理や水管理でトマト作りで一番気を使う時期です。特に水は初めはお猪口一杯位とほんのわずがしか与えません。   水がないので苗が水を吸収するために、多くの根(細根)を出すので、その分根張りがしっかりし後の成長の基礎となります。  
苗半作と言われるほど重要な時期になります。   定植が済むと田植えと同じでほっとします。  
昨年のトマトの相場は農協の人がいうには「農協に30年勤めているけど、こんな安いのは初めてだ」   というほど惨憺たる値段で身近にもトマト作りを止める人が出てきました。  
今年はどうなるのか心配していますが、トマト作りは楽しくなかなか止めれません。