2009年3月13日金曜日

バナナと日本人

「バナナと日本人」という本を読みました。
その本には、フィリピンでバナナを作る人々の貧しさのついて書かれていました。
日本のスーパーで安い値段で売られているのは、フィリピンの人々の最低賃金を下回る
安い賃金のおかげということでした。そしてフィリピンの生産者は自分たちが作ったバナナは食べないそうです。
毎日防護マスクも無い状態で農薬を散布している彼らにとっては、もうこれ以上農薬はいやだ
と言うことらしいです。
まあ消費者が見た目で野菜を選んで買っている限り、農薬を使わざるを得なく結局、
消費者だけでなく作っている農家のひとびとが一番危険にさらされているということなのです。

友人がタイに言ったときの話を以前聞いたんですが、タイで野菜を売っているおばあさんの所に
客が野菜全部定価で買いたいといっても、そのおばあさんは売ってくれなかったそうです。
友人が「どうして売らないの」と聞いたら。おばあさんは「野菜を一度に売ってしまうと、いろんな人と
楽しみながら、話をしながら売ることが出来なくなってしまう」と答えたそうです。
そうなんですおばあちゃんはもちろんお金を稼ぐために野菜を売っているわけですが、
それと同時いやそれ以上に、いろんな人と触れ合いながら話をしながら野菜を売るのを
とても楽しみにしていたわけです。

その友達がいうには、「経済至上主義だけではなく、人とのふれあい、コミュニケーションを
大切にする世界があるということなんだよネ」とのことでした。
私ならどうするっかって・・・・・・・・
「ああよかった! 全部売れたしこれから遊びにいこっと」
ってなるかも・・・・・・・(笑)

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