2009年3月8日日曜日

踏込み温床

そろそろ春・夏の野菜の種を蒔く時期になったので、今日踏込み温床を作りました。
この踏込み温床とは枠をワラか板で作りその中に、落葉・鶏糞・ワラ・米ぬか・おから・草そして水をサンドイッチの様に2~3層入れ足で踏み固めます。
そこから踏込み温床と言う名前がついた訳です。 
今の時期種まきにはまだ寒いので、種を育苗箱にまいた後は暖かく保つ必要があります。 
そこでこの温床を利用するわけです。   温床の材料を踏込むと発酵し、温度が上がります。
そこで育苗箱を上に置くと保温されると言うことです。 
踏込むと始めは50度くらいまで上がりますが、1週間後ぐらいで30度まで下がります。 
この温度が約2ヶ月続きます。 
機械的な電熱線よりもこの方法は有機的で丈夫な苗に育ってくれます。 
温床が良い苗作りに不可欠なのは、この温床の発酵した材料が翌年の苗床の土になるからです。   この土は、微生物がバランスよく住む最高の苗床になります。 
昔から利用されていた温床のすごさにつくずく関心させられます。 
またいずれ書きたいと思いますが、この温床の熱はニワトリのヒナを育てるときにも利用します。   さて今回作った温床、発酵してうまく温度が出るかどうか、2日ほどで結果が出ます
のでまた報告致します。